ヤラセじゃないの!?|武術の世界から学ぶ発信の本質

ヤラセじゃないの?!武術の世界と発信の本質 ビジネスアイデアとイノベーション戦略

武術に関心のある方もそうでない方も、よければ覗いていってくださいね。

私は、古流と言われる流派の武道を嗜みます。

別に喧嘩に強くなりたいわけでも、ストリートファイトで勝ちたいわけでもなく。

きっかけは時代劇とか小説、コミックの達人の格好良さに憧れたこと。

演技でも、フィクションでもなく、そんな技術は本当にあるやなしや。

あるとしたらその「基本」はどこにある?

そんな興味と関心で積み重ねてきた稽古も、早や三十有余年。

下手の横好きでも、長ければ長いなりの思いがあったりなかったり。

耳慣れない話が何かの刺激になることを願い、今日はそんなマニアックなお話をしてみようと思います。

ヤラセ?それとも本物?|武術の世界への第一歩

私の武術歴は、獣医系の大学に入学した時に始まりました。

私が入門したのは、合気道の源流の一つとも言われる合気柔術系の武術です。

入門前、演武の映像をみると「ヤラセじゃないの!?」とも思えました。

でも時代劇や小説などの達人って格好良いじゃないですか。

だから「技術であって欲しい」という願いも込めて「もし本当に演技でもダンスでもないなら一生続ける」。

そう決意して入門したのです。

大学で始まった武術との縁|合気柔術との出会い

大学入学以前にもスポーツ経験があったこともあり、筋力や柔軟性、瞬発力はそこそこ自信がありました。

だから、武術もなんとかなるだろうと考えていたんです。

ダメでした!

「ヤラセ?」なんて思って本当に申し訳ありませんでした!

こうして私の試行錯誤が始まったのです。

憧れから現実へ|時代劇の達人は本当に存在するのか?

筋力や瞬発力に頼っている間は、師範の動きを真似しているつもりでも決して同じような結果は出せませんでした。

だとしたら。。。

本気で武術を上達したいのなら、考え方の根本を転換しなくてはいけないのでは?

筋トレも4〜5年は継続していましたから、本当に悩みました。

でも。

私の憧れは秋山小兵衛師(「池波正太郎作「剣客商売」より)です。

死ぬまでに一歩でも二歩でも達人に近づきたいのであれば、

そして筋力や瞬発力に頼っているうちは師範の技を身につけることが絶対にできないのであれば。

そう考えた私は、筋力や瞬発力に頼ることを諦めることにしました。

私にとっては全身を緊張させるクセがつきやすくなるので、筋トレもやめざるを得ませんでした。

型とは何か?|技術の本質を探る稽古の日々

曲がりなりにも形になっていた筋力や瞬発力に頼った技術をやめると、一時的にはパフォーマンスが落ちる可能性が高いことは分かっていました。

そこで諦めては何にもなりません。長い目でパフォーマンス向上を追い求める必要がありました。

それからまた数ヶ月、数年は経ったと思います。

そのときが来ました。

技を磨く中で気づいた「見えない力」正体

道場で仲間と関節技の型の練習をしていたときです。接触している部位を通して相手の身体を感じられることに気がつきました。

その感覚を頭の中で再現しながら、力を伝える軌道を工夫してみました。

そして、もう一度同じように技をかけてみます。

すると。

先程までと、技のかかり方が全く違うことに気づきました。

ほんの1分前までできていなかったことが、できていました。

これには私はもちろん、練習相手も驚いていました。

武術とビジネスの意外な共通点|テクニックだけでは生き残れない

私は獣医師でもありますので、元々が理数系の論理的な思考が得意です。

スポーツなどの身体技術は、解剖生理や運動学やバイオメカニクスで説明できる。

そう思っていました。

でもコツや経験則も含めた感覚や意識が、技術の習得に「決定的に」重要であることを身をもって知ってしまいました。

その気づきと衝撃が私の稽古や研究の出発点です。

「基本」とは何か?|シンプルだからこそ奥深い世界

感覚や意識の重要性に気づいたことにより、文系の学問も学ぶ必要性が出てきました。

言語学や記号学、文化人類学に関心を持って書籍を読んだり、情報を集めることもありました。

身体コントロールを追求し深めることで、精神力や感情が見えてくることも理解できました。

身体があってココロがある。

そして、感覚や意識を「要素」として捉えることで論理的な思考も可能になることが分かりました。

だから身体を通すことで身体運動だけでなく、ビジネスや芸術も含めた精神運動も見えてくるようになる。

そこまで腑に落ちたことで。

あなたが伝えたいことは何?|武術と発信の共通点

私は、薬でも手術でもない健康へのアプローチとして東洋医学に関心を持つようになります。

そして紆余曲折はありつつも、改めて鍼灸師になることができました。

武術にしても東洋医学にしても、人に接触することを基本とする技術です。

だから私が衝撃を受けたような武術や東洋医学の面白さを人に伝えるとしたら。

媒体選びも型が大事|あなたに合う「技」を見つけよう

やっぱり直接対面する、リアルの場が一番伝えやすいとは思います。

触れないと伝えにくい感覚や情報があるのです。

でも、それではお会いできない方にはこの感動を伝えられない。

悩みました。

あなたの言葉で、あなたのスタイルで|発信の第一歩

会えない方にこの面白さをどう伝えれば良いか。

このような変化を感じた経験のない人に、どうしたら興味を感じてもらえるのか。

動きを見てもらうだけなら、動画で観てもらえるかも知れません。

思いや考えなら、テキストや音声で伝わるかも知れません。

でも。。。

これが私の25年来の課題です。

〇〇

あなたが伝えたいことは何ですか?

あなたが発信したい内容は、どの媒体で伝えるのが最適と考えられますか?

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