鍼灸師などの医療従事者や技術者、職人にとって、自分が培ってきた技術や知識、経験を「無料や安価」で提供することは、一見すると相手への親切や奉仕と捉えられるかも知れません。
しかし、その裏にある「自分の価値を正当に評価していない」という側面に気づいたことはあるでしょうか?
自分を軽んじていませんか?
かつて私自身も、半生をかけて磨いてきた技術や経験を「私が習得できる程度のもの」と軽く扱い、惜しみなく提供することが正しいと信じていました。しかし気づいたのです。
そうした提供の仕方では、自分の努力や過程の価値が思うように相手に伝わらないという事実に。そして相手にも自分にも双方にとって悲しい結果に終わってしまった過去の経験に。
「無料や安価」の代償
無料で提供される知識や技術は、無料なりの価値として受け取られることが多いーーこれは多くの技術者が経験するジレンマではないでしょうか?
もちろん価格や金銭が全ての評価基準ではありません。しかし、自分がかけた時間や情熱を適切に伝えるには、それを支える「正当な評価」が必要なのです。それは決してお金だけの話ではなく、自分自身をどう扱うか、という姿勢そのものなのです。
「自分は背中で語るんだ」ーーこれは技術者や職人の誇りを表現する言葉として多くの場面で語られてきた言葉です。
背中で語るだけでは足りない理由
しかし、もしその姿勢が「自分なんて」という自己否定に繋がり、他人からも十分に評価されない結果を招くなら、それは本当にあなたの目指す道でしょうか?
背中で語ることはもちろん大切です。でも、さらに加えて、自分が自分の価値を認め、他者に伝える姿勢を持つことが技術者として本当の成長に繋がるのではないでしょうか?
でも自分自身の価値は自分が一番よく分かるようでいて、実は自分が一番見えにくい。それもまた一つの真実です。
自分を大切にすることから始めよう
自分をよく知ってくれている身近な人の方が、自分の素敵なところや素晴らしいところをいっぱい言葉にしてくれる。これもよくある話です。それでも、もしくはだからこそ、私たちは、自分の中にある価値を誰よりもよく知っていなくてはならないのです。
自分の努力や経験を最も深く理解し、正当に評価できるのは自分自身です。そして自分を大切にすることで初めて、周囲の人々もあなたを尊重し、その価値を認めてくれるようになるのです。
さらに、自分を大事にする姿勢は、相手を大切にすることにも繋がります。それは「自分が自分を大切にするように、相手も相手自身を大切にしている」と想像できるからです。
この姿勢が、技術者としての信頼を築き、より深い関係性を生むポイントとなるのです。
新たな一年、自分を大切にする第一歩を
年始を迎えた今、改めて「自分自身の価値を評価する」ことに目を向けてみませんか?
それは決して自己中心的な考え方ではなく、むしろ相手を尊重し、相互の価値を高め合う第一歩です。
あなたの技術や知識は、長い年月をかけて積み重ねたかけがえのない財産です。それを自分自身でも大事にすることで、技術の価値が伝わり、相手にも本当の意味でも届くようになるのです。
私はビジネスを続ける中で、ただ売り上げを伸ばすだけではなく、自分の価値観を共有できる顧客に出会うことの大切さを実感してきました。しかし前述したように自分の中にある価値や財産を認めることが簡単ではないこともまた事実です。
あなた自身の価値に気づく具体的方法
もしあなたが、もう一度自分が持っている価値や財産を見つめ直し、振り返ってみよう。そう思われたのなら「60日間で価値を生み出す!ビジネス基礎&実践プログラム」も確認してみてください。
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