患者さんの数が急に減ってしまったとき焦ってしまいますよね?
そんなときは何かしら手を打ちたくなってしまいます。あなたならどんな手を打ちますか?
広告でしょうか?
チラシでしょうか?
ホームページやSNS?
それとも……?
本当に会いたい患者さんは誰?
来院数減少を考えるとき、あなたの院にはどのような患者さんに来院して欲しいと考えておられますか?
例えばこのような患者さんならいかがでしょうか?
- 気が向いたときにしか来院されない患者さん
- 話を聴いていただけない患者さん
- 生活指導に積極的に取り組んでいただけない患者さん
このような患者さんが多く来院されるご自分の院をイメージしてみてください。あなたはどのように感じられますか?
どのような患者さんであれ、来院されれば良いというお考えももちろんおありでしょう。
逆に「あれ?自分が望むイメージとはちょっと違う」そう感じられる方もいらっしゃるでしょう。
もしあなたが「そのような患者さん像は自分のイメージと違う」と感じられるのであれば、あなたの理想の患者さんはどなたでしょうか?
可能であれば、実在するお一人の患者さんをイメージしてみてください。
患者数減少の裏に潜む理由
あなたの話を聴いて、生活指導にも前向きに取り組んでくれる、あなたにとって理想の患者さんを思い浮かべることは出来ましたか?
それでは、あなたはこれまでにそのような患者さんをイメージして、院の経営をされていましたか?
理想の患者さん像をイメージしたことはなかった?
それは何故ですか?
実は、対象が明確でない言葉が相手に届くことはありません。
来院患者さんが少なくなってきた裏側には、あなたが理想の患者さんに伝えたいことが表現されていないということはありませんか?
もちろん国家資格のチラシや広告では規制によって表現に限界があります。
理想の患者さんに届く表現とは?
しかし、コンテンツ扱いされるホームページや動画などでは比較的表現できる幅が広がります。
まだまだできることがあるとは思いませんか?
あなたには理想の患者さんがいます。必ずいます。
何故断言できるのかって?
だって人には好き嫌いがあることも、相性があることも当たり前だからです。
ですから、実在するその患者さんを探してください。
そして、あなたはその理想の患者さんに何を伝えますか?
実在のお一人の患者さんに伝わるメッセージを考えてください。
大事なことは、あなたが伝えたいことを伝えることではありません。
きっとあなたは大事にしている世界観をお持ちだと思います。でもその世界観は深すぎるのです。
あなたが大切にしている世界観を、理想の患者さんに届く、響くメッセージに作り替えていくという過程が重要です。
あなたが伝えたい内容を、例えば1行で伝わる文にしてください。あるいは3秒で伝わるところまで洗練してください。
そうすることであなたが理想とする患者さんに、より一層届きやすいメッセージを創ることができるのです。
あなたのメッセージが院経営に与える影響
今あなたがしなくてはいけないことは、難しい医学の話でもご専門の話でもありません。
あなたの院を通してあなたが患者さんに伝えたい世界観を、あなたの理想の患者さんに届く形で表現することです。一人の患者さんに届かないメッセージが多くの方に響くことはありません。
あなたの理想の患者さんに響くメッセージを作ることができれば、あなたの院にはあなたの世界観に共感する患者さんが集まってきます。最初からご理解いただいていますから、あえて患者さんを教育する必要はありません。
言い方を変えれば、あなたの院には、あなたのファンが集まってくるようになるのです。ファンですから、リピーターにもなってもらいやすくなります。
あなたの世界観を表現することができれば、スタッフにも伝えることができるようになります。スタッフの雇用や教育もやりやすくなります。
逆に言えば、あなたがご自分の理想を表現することも伝えることもなく、患者さんやスタッフに理解してもらえることはありません。
もしあなたが今、院の経営を考えなくてはならないのでしたら、少し考えてみましょう。
あなたがしなくてはいけないことは、あなたの言葉で理想の患者さんに届くようにあなたの世界観を表現することだけなのです。
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